妊活

不妊治療のタイミング法とは?

不妊治療には、いくつかの方法があります。その中でもタイミング法は、始めに行う可能性が高い治療です。そこでここでは、不妊治療のタイミング法について、一般的な知識や方法をお伝えしていきます。

不妊治療とは?タイミング法とは?

まずは、不妊治療やタイミング法について基本的な知識を見ていきましょう。

不妊治療とは?治療の種類

不妊治療とは、妊娠を目指して行う治療のことです。方法としては、血液検査などから不妊の原因を探り、治療方法を決定していくということがあります。不妊の原因が特にない場合や不明な場合でも、妊娠を希望していれば不妊治療を行うことができます。

不妊治療では、状況によって様々な治療法がとられます。この記事ではその中の「タイミング法」に焦点を当ててご説明します。詳しくご紹介する前に、まずは不妊治療で行われる治療の種類について、それぞれ簡単にご紹介します。

  • タイミング法
  • 人工授精
  • 体外受精
  • 顕微授精

第一に、タイミング法があります。タイミング法は、予測した排卵日前後に性交を行うことによって妊娠を目指すものです。排卵日予測には、基礎体温の計測、排卵検査薬の使用、エコーでの確認などを利用します。排卵がスムーズに行われるように、薬や注射などを用いて、ホルモンを投与することもあります。

第二に、人工授精があります。人工授精は、精子を子宮内に注入することによって妊娠を目指すものです。タイミング法との違いは、排卵日前後に性交をするか人工的に精子を注入するかです。そのため基本的には、排卵のための薬や注射での治療は、タイミング法と同じように行われます。

第三に、体外受精があります。体外受精は、いったん卵子を体外に取り出して精子と受精させてから、それを子宮に戻すことによって妊娠を目指すものです。タイミング法や人工授精と同じように、まずは卵を育てるところから始めます。その後、採卵を行い受精、胚培養を経て、子宮への移植を行います。このように、多くの段階があることや手術を伴うことから、身体への負担が比較的大きくなります。

第四に、顕微授精があります。顕微授精は、体外に取り出した卵子に受精を行う時、顕微鏡で見ながらするものです。体外受精との違いは、この受精時の方法のみです。体外受精よりも、受精の成功率が高まります。

このように、不妊治療には様々な方法があります。治療方法の決定には、不妊原因を探る他に1点、重要なポイントがあります。それは、過去にどのような治療を積み重ねてきたかです。例えば、タイミング法を半年間行っても妊娠が成立しなかった場合、次のステップとして人工授精が行われることが多くなっています。いずれも、病院によって診断や方針が異なるため、自分に合った病院で診てもらうことが重要です。不妊治療の基礎知識を頭に入れて、病院を受診してみましょう。

タイミング法をとる場合

不妊治療では、多くの場合、タイミング法から治療がスタートします。比較的自然の力に任せる方法のため、スタートに最適だからです。

病院では不妊治療を行う前に、採血やエコーなどの検査が行われます。不妊の原因を探るためです。そこで、卵管狭窄や男性不妊などが見つかった場合は、タイミング法がとられないこともあります。

不妊治療でのタイミング法は何をする?

不妊治療では、タイミング法でどのようなことをするのでしょうか?ここでは、具体的な治療の内容について順を追ってご説明します。

  • 検査
  • ホルモン投与
  • エコー

不妊治療は、まず検査から始まります。生理が始まったら来院して検査を受けます。内容は、血液検査やエコー検査です。これによって卵胞やホルモンの様子を確かめることができます。その時の体調によって卵胞やホルモンの状態は変化するため、検査は毎周期行われます。

次に、薬や注射によってホルモンを投与します。ホルモンを投与することによって脳や卵巣が刺激されます。結果、卵が大きくなります。卵の様子は、こまめにエコーでチェックすることになります。この時期は多い時で毎日、通院することとなります。

卵が大きくなったら、排卵を促す注射を行います。卵は、直径で約18mm以上あればよいでしょう。排卵を促す注射を打てば、約36時間後に排卵されると言われています。注射を打つ前後で、タイミング(性交渉)をとります。

次に、エコーで排卵の有無をチェックします。それから、受精卵が着床しやすいように、子宮内膜を厚くする薬を服用します。後は、妊娠が成立するまで待つのみです。もし、次の生理が来てしまったら、再度病院を受診して、手順を始めからやり直します。

このように、タイミング法はできるだけ自然の力に任せるかたちで妊娠を目指すものです。とは言え、薬や注射、検査など多くの通院が必要とされます。また、タイミングを取らなければならない日が決まっているため、それにかかるプレッシャーも大きくなります。

不妊治療でタイミング法はいつまで?

不妊治療では、いつまでタイミング法の治療が続くのでしょうか。目安として、半年以上経過しても妊娠が成立しなかった場合、次なるステップである人工授精が検討されます。タイミング法を繰り返しても妊娠が成立する確率が高くなるわけではないからです。病院や個人によって差はありますが、不妊治療ではより成功の確率が高くなるよう、ステップアップを行います。

まとめ

ここまで、不妊治療でのタイミング法について、治療の方法をお伝えしてきました。タイミング法は、できるだけ自然の力に任せた治療方法です。あまり身構えずに、気軽に病院を受診することをお勧めします。

  • タイミング法は、予測した排卵日前後に性交を行うことによって妊娠を目指すもの
  • タイミング法では、検査→薬や注射によってホルモンを投与→排卵を促す注射→排卵の有無をチェックという流れをとることが多い
  • タイミング法であっても、薬や注射、検査などで多くの通院が必要
  • タイミングの日を指定されるため、プレッシャーが大きくなりがち
  • タイミング法が上手くいかなかった場合、約半年ほどでステップアップが検討される