妊活

不妊治療の辛さとは?体験談

不妊治療の辛さは、実際に体験してみないと分からないものです。また、不妊治療の内容は人によって異なるため、なかなか理解してもらえないことも少なくありません。ここでは、不妊治療の辛さを、実際の体験談と共にお伝えしていきます。

不妊治療の辛さとは?

不妊治療の辛さは、肉体的にも精神的にも負担が大きいことです。肉体的には、治療の辛さが挙げられます。精神的には、終わりが見えないこと、努力が報われるとは限らないこと、出費がかさむこと、リミットがあること、周りに話しにくいことが挙げられます。それぞれについて、簡単にご説明しましょう。

  • 治療の辛さ
  • 終わりが見えないこと
  • 努力が報われるとは限らないこと
  • 出費がかさむこと
  • リミットがあること
  • 周りに話しにくいこと

肉体的な負担には、治療の辛さがあります。不妊治療では、エコーや採血による検査、薬や注射によるホルモン投与などがあり、身体の負担を感じることが少なくありません。体外受精では、採卵や移植に伴う手術もあります。このように、不妊治療は比較的身体への負担が重いと言えます。

次に、精神的な負担についてです。1つ目は、終わりが見えないことです。不妊治療は、妊娠が成立するまで続きます。そのチャンスは、1つの生理周期ごと、つまり約1か月おきにやってきます。しかし、妊娠できるかどうかは誰にもわかりません。場合によっては、結果的に数年単位で治療が必要になったというケースもあるのです。このように、不妊治療は、いつ終わりが来るのかわからないという精神的な負担があるのです。

精神的な負担の2つ目は、努力が報われるとは限らないことです。不妊治療は、エコーや採血による検査、薬や注射によるホルモンの投与などで多数の通院が必要です。また、日々の体調管理や基礎体温計測など、通院以外でもやるべき事がたくさんあります。しかし、これらの努力は、必ずしも良い結果に結びつくとは限りません。どれだけ努力しても、何の反応もなかったということも多々あるのです。このように、不妊治療は、努力が報われるとは限らないという精神的な負担があるのです。

精神的な負担の3つ目は、出費がかさむことです。妊治療は、エコーや採血による検査、薬や注射によるホルモンの投与などで多数の通院が必要です。加えて、体外受精では、採卵や移植などの手術があります。これらの費用は、保険適用外になる項目が多く、金額が大きくなりがちです。このように、不妊治療は、出費がかさむという精神的な負担があるのです。

精神的な負担の4つ目は、リミットがあることです。不妊治療は、妊娠が成立するまで永遠に続けていけるものではありません。例えば、年齢が高くなったり、治療の回数が積み重なったりすると、成功の確率が低くなっていく傾向にあると言われています。このように、不妊治療は、リミットがあるという精神的な負担があるのです。

精神的な負担の5つ目は、周りに話しにくいことです。不妊治療は、デリケートな問題であるため、周りに相談しにくい傾向にあります。人によって治療内容が異なるため、同じ不妊治療中であっても、その人の心情を100%理解できるとは限りません。辛いことがたくさんあるにもかかわらず、誰にも相談できないという人もいます。このように、不妊治療は、周りに話しにくいという精神的な負担があるのです。

以上の様に、不妊治療は、肉体的精神的ストレスが大きくかかる大変なものです。ほとんどの人が、不妊治療に辛さを感じていると言えます。

(体験談)実際に不妊治療をして辛かったこと

ここまで、不妊治療の辛さについていくつかお伝えしてきました。ここでは、実際に私が不妊治療をして辛かったことを、体験談としてお伝えしていきます。

先に断っておきたいことがあります。同じ不妊治療であっても、全ての人が異なる状況に置かれています。そのため、必ずしもこの体験談の内容が他の人に当てはまるわけではありません。それでも、この体験談を通して何かを得てもらえればと思っています。そして、少しでもご参考にしていただければ幸いです。

私の場合は最初、自己流で妊活をしていました。基礎体温を測って排卵日を予測し、タイミングを取る、という非常にシンプルなものです。しかし、妊活を始めて半年経ってもなかなか授からなかったため、とても悩んでいました。そんな時、夫の勧めもあって近くの婦人科を受診することにしたのです。すると、多嚢胞性卵巣のため妊娠しにくい身体であることが判明しました。それまで排卵が行われていなかった可能性も高く、「半年間の妊活の努力は無駄だったんだ」と落胆しました。

その婦人科は、自宅から近いものの、私の職場からは約1時間30分かかる場所にありました。不妊治療ではこちらの都合に関わらず、頻繁に通院する必要があります。実際に私も、不妊治療が必要であるということが告げられた土曜日に、医師に「次は4日後の14時に来てください」と言われました。そこで、今まで知らなかった不妊治療の困難さを垣間見ました。働きながらの通院は、難しいのです。私は、意を決して、別の病院で不妊治療を始めることにしました。

通うことにしたのは、職場から近く、平日は毎日夜まで診察、土曜日も開いているという、不妊治療専門の病院でした。様々な検査を受けた後、タイミング法から不妊治療をスタートさせます。薬や注射によるホルモンの投与をして、エコーで卵胞を確認、卵が大きくなれば注射による排卵誘発、という流れでした。一通り説明を受けて、妊娠への期待が高まったことを覚えています。始めは、治療をすればすぐに授かることができると軽くとらえていました。

しかし、ホルモンを投与しても、卵はなかなか大きくなりません。排卵誘発までたどり着かずに、強制的に生理を起こすという「リセット」になることが続きました。そこで初めて、不妊治療では、努力が必ずしも報われるとは限らないことを知ったのです。仕事が終わって病院に駆け込み、ぎりぎり診察時間に間に合うということも多々ありました。続けていくうちに、体力的に苦しくなっていったことを覚えています。

不妊治療中は、気分も落ち込みがちでした。例えば、街中で妊婦さんや子供を見ること、SNSで周りの妊娠出産報告を見ることなどを、ストレスに感じてしまっていました。あらゆる場面で、「妊娠出産」とつながることに敏感になっていたのです。

仕事と不妊治療の両立で、肉体的にも精神的にもギリギリの状態でした。平日、病院から帰って遅めの晩御飯を食べ、疲れた身体で家事をすることが多かったです。そんな中、家族の勧めもあって、仕事を辞めて不妊治療に専念することになります。

するとこれまでの経過がうそのように、治療が上手く進みます。卵も順調に大きくなり、ついに排卵誘発の注射を打てることになりました。結果、運よく、不妊治療を始めて8か月で、妊娠をすることができます。

このように私は、周りの支えがある中、仕事を辞めてストレスを取り除いた結果、不妊治療を成功させることが出来ました。私の場合は、仕事によるストレスが大きかったように思います。

まとめ

ここまで、不妊治療の辛さについて、体験談を交えてお伝えしてきました。不妊治療の辛さは人によって異なるため、必ずしもこの記事の内容が全ての人に当てはまるわけではありません。しかし、様々な情報を集めることは不妊治療を続ける上でプラスになるはずです。是非この記事の一部だけでも、参考にしていただければ幸いです。

  • 不妊治療の辛さは、肉体的にも精神的にも負担が大きいこと
  • 不妊治療と仕事との両立は難しい