出産前後

出産の兆候はある?お産の始まり方

妊娠37週0日から41週6日は、正産期と呼ばれ、いつ赤ちゃんが生まれてきても良い時期であると言われています。この時期は、いつお産が始まるか、今か今かと待っている妊婦さんが多いでしょう。ここでは、出産の兆候やお産の始まり方についてお伝えしていきます。

出産の兆候とは?

いつ出産が始まるのかは誰にも予測ができません。しかし、「そろそろ出産が近づいているかもしれない」という兆候は、感じることができます。個人差はありますが、主な兆候として、お腹が張る食欲が出る胎動が減る腰痛があるの4点が挙げられます。

  • お腹が張る
  • 食欲が出る
  • 胎動が減る
  • 腰痛がある

1点目は、お腹が張ることです。出産が近づくと、頻繁にお腹が張るようになります。これは、陣痛の前段階で、出産に向けて身体が準備していることを示します。陣痛は、子宮の収縮で、赤ちゃんを産み出すために大切なものです。お腹が張ったら、出産が近づいてきた合図かもしれません。

2点目は、食欲が出ることです。赤ちゃんが下に下がってくると、今まで圧迫されていた胃などの内臓が解放されます。そのため、食欲が出てくることがあります。また、出産には多くのエネルギーを必要とするため、身体が欲しているのかもしれません。急に体が浮腫みだすようになる人もいます。食欲が出たら、出産が近づいてきた証拠かもしれません。

3点目は、胎動が減ることです。赤ちゃんが下に下がって、お腹の外に出る準備を始めると、あまり動かなくなります。そのため、それまで感じていた胎動が減ったり弱くなったりといった変化を感じるようになることがあるのです。万が一、赤ちゃんの元気がなくなってきている場合は緊急を要するため、胎動には注意して気付くようにしましょう。もしも胎動が極端になくなったり弱くなったりしたら、すぐに病院に連絡するようにしてください。

4点目は、腰痛があることです。出産に備えて、骨盤周辺が緩むことにより、主に腰などが痛むことがあります。腰痛があれば、出産が近づいてきた合図かもしれません。

以上のように、出産の兆候は様々あります。どれも個人差があって、中には「全く感じなかった」という人もいます。いつもと違う症状があれば、何らかの異常があるかもしれません。病院に相談してみましょう。

お産の始まり方

ここでは、お産の始まり方として、陣痛、破水、おしるしの3つに分けてご説明していきます。

陣痛

1つ目は、陣痛です。陣痛とは、子宮の収縮で赤ちゃんを産み出すために必要な痛みです。陣痛には、前駆陣痛と本陣痛があります。前駆陣痛とは、本陣痛が来る前にある陣痛で、いわば本陣痛の練習のようなものです。特徴としては、本陣痛と同じくお腹が張って痛みを伴う感覚があります。本陣痛との違いは、その痛みが定期的ではないこと休むと収まることの2点です。

  • 痛みが定期的ではないこと
  • 休むと収まること

1点目は、痛みが定期的ではないことです。前駆陣痛は、痛みの間隔がバラバラです。10分間隔かと思いきや、突然痛みがなくなって、また30分後に訪れる、といったこともあります。

2点目は、休むと収まることです。お腹が張ったら、横になるなど楽な体勢で休んでみてください。しばらくして痛みが治まることがあります。この場合、前駆陣痛であることが予想されます。

本陣痛は、お産の始まりです。前駆陣痛とは異なり、定期的なお腹の痛みが続きます。痛みや時間には個人差がありますが、徐々に痛みの強さと間隔が狭まっていきます。痛みがピークに達し、子宮口が全開になれば、赤ちゃんを産むことができます。本陣痛が起こったと思ったら、病院へ連絡しましょう。連絡のタイミングは、病院によって異なります。多くは、初産婦であれば10分間隔、経産婦であれば15分間隔の時点での連絡を指示されるでしょう。それまでは、自宅でひたすら陣痛に耐える必要があります。

このように、陣痛には前駆陣痛本陣痛の2種類があります。一般的に、本陣痛は前駆陣痛とは異なり、強い痛みが襲います。そのため、本陣痛が始まれば、それが本陣痛であることは自覚できるでしょう。難しいのは、前駆陣痛が起こった際に、それが本陣痛であるかどうかを判断することです。多くの場合は、不安になって分からなくなることでしょう。そのため、不安を感じたら病院に連絡を取ってみることをお勧めします。たとえ本陣痛前に病院を訪れる「フライング」になってしまっても、間に合わないより断然に良い判断と言えるからです。

破水

2つ目は、破水です。破水とは、羊水が漏れ出ることです。これは、赤ちゃんを包んでいる「羊膜(卵膜)」と呼ばれるものが破けた結果、起こります。破水には、適時破水早期破水前期破水の3点、種類があります。

  • 適時破水
  • 早期破水
  • 前期破水

1点目は、適時破水です。適時破水は、陣痛が始まって子宮口が全開になり、その後に起こるものです。

2点目は、早期破水です。早期破水は、陣痛が始まって子宮口が全開になる前に起こるものです。

3点目は、前期破水です。前期破水は、陣痛が始まる前に起こるものです。最も注意すべきは、前期破水です。前期破水は、妊娠中いつ起こるか分かりません。ひとたび破水してしまうと、子宮に細菌が侵入して赤ちゃんに感染するリスクが高まります。そのため破水をしたと感じたら、すぐに病院に連絡をすることが重要です。

ここでは、生産期に前期破水を起こした場合についてご説明します。病院に連絡をしたら、来院して内診を受けるよう促されるはずです。そこで破水したことが確定すれば、入院することになります。なぜなら、破水後は感染症にかかるリスクが高まるからです。多くは、入院をしながら自然に陣痛がつくのを待ちます。様子を見て陣痛がつけばそのままお産へ、そうでなければ陣痛促進剤を投与して人工的に陣痛を促していきます。

このように、破水には3つの種類があります。破水をしたと感じたら、必ず病院に連絡を取り、指示を仰ぐようにしてください。

おしるし

3つ目は、おしるしです。おしるしとは、卵膜が剥がれることによって起こる少量の出血のことです。これは、お産が近づくと、子宮が収縮したり子宮頚管が広がったりといった、赤ちゃんを産み出す準備を始めるからです。量や色は個人によって差があります。また、おしるしの有無や起こる時期についても人様々です。そのため、おしるしが無い場合でも、心配する必要はありません。

おしるしが来たら、慌てずに様子見をすることをお勧めします。陣痛や破水がまだない場合は、すぐにはお産が始まらないかもしれないからです。おしるしが来ても1週間何もなかったという人もいます。

陣痛や破水がある場合は、病院に連絡してください。また、多量の出血や痛みを伴う出血であるなど、心配な場合もすぐに病院に連絡しましょう。

出産に関する知識は大事

出産の兆候やお産の始まり方について、予習しておくことは重要です。なぜなら、普段から自分の体調を把握し、異変が起こった際にすぐに気づいて病院に連絡することが求められるからです。出産では何が起こるか分かりません。自分や赤ちゃんの命を守るためにも、出産に関する知識はできる限り多く身につけておくべきです。

ここでは、主な出産の兆候として、お腹が張る、食欲が出る、胎動が減る、腰痛があるの4点を、お産の始まり方について、陣痛、破水、おしるしの3つを、お伝えしてきました。しかし、ここに書いた以外にも、多くの症状があります。是非色々な情報を集めることをお勧めします。

まとめ

ここまで、出産の兆候とお産の始まり方についてお伝えしてきました。出産に関する知識を蓄えておくことは重要です。是非この記事を参考にしてください。

  • 出産の兆候には、お腹が張る、食欲が出る、胎動が減る、腰痛があるなどがある
  • お産の始まりには、陣痛、破水、おしるしなどがある
  • 出産の兆候やお産の始まり方について、予習しておくことは重要