切迫早産

切迫早産とは?兆候はある?

妊娠中、切迫早産という言葉を聞いたことはありませんか?妊娠中に切迫早産になる人は少なくありません。けれども、なんとなく聞いたことがあっても、実際になってみるまで実感が沸かないものです。ここでは、切迫早産について、基礎知識と兆候をまとめました。

切迫早産とは?

切迫早産とは、早産が切迫している状態のことです。早産が確定しているわけではありませんが、もしかしたら早産になるかもしれません。

早産とは、妊娠22週0日から妊娠36週6日の間に出産をすることを言います。この期間の出産は、赤ちゃんの身体的機能が整っていないことがあるため、出産時やその後の危険を伴います。

切迫早産の診断は、内診やNSTを見て行うことが多くなっています。判断基準は、お腹の張りと子宮頚管の長さの2点です。

  • お腹の張り
  • 子宮頚管の長さ

1点目は、お腹の張りです。妊娠中は、出産が近くなると不規則なお腹の張りが現れることがあります。そうではなく、規則的な張りが続く場合は、切迫早産の判断が下されることになります。

お腹の張りは、子宮の収縮であるため、赤ちゃんが出てくる予兆であるかもしれないからです。病院では多くの場合、NSTを使ってお腹の張りを観測します。

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2点目は、子宮頚管の長さです。子宮頚管とは、子宮内部と出口の間の、閉じられている部分のことです。子宮頚管が固く閉じていることで、赤ちゃんが子宮から出るのを防いでいます。

この子宮頚管と呼ばれる部分が短くなることは、赤ちゃんが外に出ないようにする機能が弱まっていることを意味します。出産が近くなれば、出産の準備としてこの部分が短くなったり柔らかくなったりすることがあります。

そのため、早い段階で子宮頚管の長さが短くなってしまうことはよくありません。病院によって様々ですが、子宮頚管長は約25mmより短くなると、切迫早産の診断が下されるようです。子宮頚管の様子は、内診でエコーを使って確認します。

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以上のように、切迫早産になってしまうと、早産の危険性があります。妊娠中は切迫早産にならないよう、注意したいものです。

切迫早産の兆候は?注意すべきこと

切迫早産には兆候があるのでしょうか?ここでは、切迫早産の兆候と、注意すべきことについてご説明します。

切迫早産に兆候はある?

切迫早産には、兆候がない場合とある場合があります。

兆候がない場合は、子宮頚管無力症であることが少なくありません。子宮頚管無力症とは、前触れなく子宮頚管が柔らかくなったり短くなったり開いてきたりすることです。

子宮頚管無力症は自覚症状が無いことが多く、自分で気づくことが困難です。ほとんどは妊婦健診で指摘されることになります。病院には欠かさず出向くようにしましょう。

兆候がある場合は、出血、破水、お腹の張りなどがあります。

出血や破水があればすぐに病院を受診しましょう。お腹の張りがある場合は、どのような張りであるのか、意識して確認するようにしてください。

意識すべきは、お腹の張りの強さと間隔です。腹痛が伴うような強い張りの場合は、病院を受診してみましょう。また、お腹の張りが規則的な間隔で訪れる場合も注意が必要です。

お腹が張ったら、そこを0秒としてカウントを開始してください。次のお腹の張りが始まったら、カウントを終了します。間隔が長くても、規則的に張る場合でも、病院を受診して良いでしょう。

お腹の張りは、妊娠後期に入ってよく出てくる人もいます。また、体制を変えたり休んだりすると無くなることもあります。これらの場合でも、安心しきらずに過ごすことをお勧めします。心配であれば、病院を受診してみましょう。

切迫早産には、兆候がない場合とある場合があります。妊婦健診は欠かさず通うようにして、いち早く気がつけるようにしてください。

切迫早産にならないためには?注意すべきこと

切迫早産にならないようにするために注意すべきことは、こまめに休憩を取ることです。子宮頚管の長さは、安静にすることで短くなるのを防げるかもしれないからです。特に、お腹の張りを感じたら必ず休みましょう。

休憩しても違和感がなくならない場合は、すぐさま病院を受診することをお勧めします。休憩して収まる場合でも、心配であれば迷わず病院を受診すべきです。

妊娠中は、切迫早産にならないように休憩をこまめに取り、自らの身体の異変に気づいて迅速な行動を取ることが求められます。

切迫早産になったらどうなる?

では、切迫早産になってしまったらどうなるのでしょうか?ここでは、切迫早産になってしまった後のことについて、お伝えしていきます。

切迫早産では、その切迫度合いによって様々な対処のされ方があります。また、病院によっても判断が異なります。ここでは、自宅安静管理入院の大きく2つに分けてご説明していきます。

  • 自宅安静
  • 管理入院

1つ目は、自宅安静です。できるだけ安静にして日常生活を送ることになります。自宅安静は、入院とまではいかないものの、切迫早産であると判定された場合に下される判断です。

病院によって異なりますが、お腹の張りが定期的にあることや子宮頚管の長さが30mm未満であることなどが判定基準です。自宅安静では、お腹の張りを抑える薬を服用しながら、できるだけ横になって過ごします。

安静度は個人や病院によって異なります。例えば、近所のスーパーへ買い物に行くことができる人、できる限りベッドから起き上がらないようにしなければならない人などがいます。いずれも、医師の指示に従い安静にしましょう。

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2つ目は、管理入院です。入院して24時間ベッド上安静を続ける必要があります。管理入院は、自宅安静では難しいくらい早産が切迫している時に下される判断です。

病院によって異なりますが、お腹の張りが定期的にあることや子宮頚管の長さが25mm未満であることなどが判断基準です。管理入院では、お腹の張りを抑える薬を服用するか、点滴によって直接体内に注入するかどちらかを行います。

安静度は個人や病院によって異なります。例えば、院内の歩行が認められる人、シャワーやトイレなど最低限の行動に留める必要がある人、ベッドから全く起き上がってはいけない人などがいます。いずれも、医師の指示に従い安静にしましょう。

切迫早産になってしまったら、できるかぎり安静にすることが求められます。経過により安静が解除されることもありますが、基本的には正産期と呼ばれる37週に入るころまで、安静を継続する必要があります。

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このように、一度切迫早産になるとその後が大変です。妊娠中はできるだけ切迫早産にならないよう、少しでも異変を感じたら病院に相談するようにしてください。

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まとめ

ここまで、切迫早産の兆候や注意すべきことについてお伝えしてきました。切迫早産は、兆候がない場合とある場合があります。妊娠中は、切迫早産になる可能性を念頭に置きながら、常に自分の身体を気遣いましょう。

  • 切迫早産とは、早産が切迫している状態のこと
  • 判断基準は、お腹の張りと子宮頚管の長さの2点
  • 切迫早産には、兆候がない場合とある場合がある
  • 切迫早産にならないようにするために注意すべきことは、こまめに休憩を取ること
  • 切迫早産になったら、主に自宅安静と管理入院などの措置が取られる

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