切迫早産

切迫早産入院中のNST(ノンストレステスト)について!体験談

妊娠中や出産時、誰もが一度はNST(ノンストレステスト)を受けます。NST(ノンストレステスト)は、ほとんどの人が妊娠や出産でしか見ることがありません。

ここでは、NST(ノンストレステスト)について、どんな機械なのか、どのようにグラフを見るのか、などについてお伝えしていきます。

NST(ノンストレステスト)とは?切迫早産のNSTについて

まずは、NST(ノンストレステスト)について、基本的なことをお伝えしていきます。

NST(ノンストレステスト)とは?どのような機械?

NSTは、ノンストレステストの略分娩監視装置とも呼ばれます。

NST(ノンストレステスト)NST(ノンストレステスト)

赤ちゃんにストレスをかけずに、赤ちゃんの心拍やお母さんのお腹の張りを観測します。NSTは、赤ちゃんが元気であるかどうかをチェックする上で有用な機械です。

NSTを使用する際は、本体と繋がっている円盤状の機械を2つ、お腹につけてベルトで固定することになります。片方は赤ちゃんの心拍をとり、もう片方はお母さんのお腹の張りを観測します。

NSTは、お腹の中の赤ちゃんの睡眠サイクルが20分程であることから、40分程つける場合が多いです。赤ちゃんの様子やお母さんの状況によって、長くつけることや時間や日をおいて再度つけることがあります。

結果は、リアルタイムでグラフとなって現れます。機械から直接、データを記した紙が出てくることが多いでしょう。データは同時に、看護師や助産師側からもリアルタイムで見られるようになっています。

NST(ノンストレステスト)を受ける時に注意したいことは、楽な姿勢になることと極力動かないようにすることの2点です。

  • 楽な姿勢になること
  • 極力動かないようにすること

1点目は、楽な姿勢になることです。NSTは、約40分と比較的長い間つける必要があります。できるだけ楽な姿勢になって、必要以上にお腹が張らないようにしましょう。

また、仰向けになると、大きくなったお腹自身が圧迫の原因となり、お腹が張りやすくなることがあるため、横向きになった方が良いと言えます。

2点目は、極力動かないようにすることです。NSTで、赤ちゃんの心拍をキャッチする円盤状の機械は、直径が約10cm弱の小さいものです。

赤ちゃんが動くこともあって、この円盤で赤ちゃんの心拍を捕まえ続けておくことは、簡単ではありません。お母さんが体勢を変えてしまうと、円盤状の機械の位置がずれて、赤ちゃんの心拍が取れなくなってしまう危険性があります。

NSTでは、心拍が上手く取れなくなった場合、円盤状の機械を付け直して観測時間を延長することになります。早く終わらせるためにも、あまり動かないようにした方が良いと言えます。

入院中の姿勢NSTを取る時の姿勢

NST(ノンストレステスト)を受けるのはどんな時?

NST(ノンストレステスト)を受けるのは、妊娠36週前後、出産時、切迫早産の時の主に3つです。

  • 妊娠36週前後
  • 出産時
  • 切迫早産

1つ目は、妊娠36週前後です。どの妊婦も、定期的な妊婦健診でNSTを受けることになります。病院によってその時期は異なりますが、だいたい妊娠36週前後のことが多いようです。

妊娠37週以降は正産期に入り、いつ赤ちゃんが生まれてきても良い時期です。この頃には、妊婦健診を毎週行い、内診やNSTによって、こまめに身体の様子を見ることになります。病院側は、何か異変があれば、すぐに対応できるようにしています。

2つ目は、出産時です。陣痛時、病室などでNSTを受けることになります。赤ちゃんの心拍とお母さんのお腹の張りを観測することによって、お産の進み具合を知ることに繋がるからです。

病院側は、赤ちゃんの心拍が下がるなどの異変があれば、すぐに対処できるように準備をしています。

3つ目は、切迫早産の時です。切迫早産では、内診によって子宮頚管の長さを測ること以外に、NSTによってお腹の張りをチェックすることで状況を判断しています。

正産期に入っていないにも関わらず、定期的なお腹の張りがある場合は要注意です。そのまま本陣痛に入ってしまっては、赤ちゃんが出てくることを止めることが難しいからです。

よって、切迫早産ではこまめにNSTを取って母体の様子をチェックすることが求められます。切迫早産では、度重なるNSTがお母さんの心の負担となることも少なくありません。

長時間のNSTは、体勢の制限があるため身体も辛いです。その上、妊娠週数が20週台であると、赤ちゃんがまだ小さいため、赤ちゃんの心拍を機械で捉え続けることが難しくなります。

切迫早産になることが比較的多い双子の場合は、両方の赤ちゃんの心拍を取る必要があるためさらに困難です。NSTの取り直しも少なくないでしょう。

このように、切迫早産時は、NSTを多くとることが予想されます。

妊娠、出産を通して、NST(ノンストレステスト)を取る回数は、個人によって大きく異なります。妊娠や出産で大きなトラブルなく、順調に進んだ人は、NSTを取ることが指で数えられるくらい少なくなります。

一方で、切迫早産などのトラブルに見舞われた人は、何度もNSTを取ることになるでしょう。

NSTNST

NST(ノンストレステスト)のグラフの見方は?

NST(ノンストレステスト)の機械をつけると、その結果がリアルタイムでグラフに表されます。ここでは、NST(ノンストレステスト)のグラフの見方についてお伝えしていきます。

グラフは、3本の線が縦に並んで示されます。上から、赤ちゃんの心拍数、胎動、お腹の張りの順です。横軸は時間、縦軸が強さを表します。それぞれについて、簡単にご説明しましょう。

  • 赤ちゃんの心拍数
  • 胎動
  • お腹の張り
NST説明NST説明

1番上のグラフは、赤ちゃんの心拍数です。赤ちゃんが元気かどうかをチェックできます。

正常であると言われる値は、110から160の間です。だいたいこの間に収まるように推移していればよいでしょう。値は一定ではなく、変化します。

赤ちゃんは寝たり起きたりを繰り返すため、心拍の変化があることは赤ちゃんが元気な証拠です。ただし、変化の仕方によって、一過性徐脈などの異変が見つかることがあります。

真ん中の黒い点は、胎動です。胎動があれば黒い点がつきます。

胎動があることは、赤ちゃんが元気な証拠であるため、特に気にする必要はありません。機械によっては、胎動を感じたタイミングで自らがボタンを押して知らせる必要があります。

1番下のグラフは、お母さんのお腹の張りです。お腹が張ると、数値が上がります。

張りがあれば、グラフが山なりになります。ベルトの固定具合によるため、数値の強弱は気にする必要はありません。

気にすべきは、数値の上下幅です。山のスタートと頂点の差が約20以上であれば、お腹の張りがあるといってもよいでしょう。このお腹の張りが、定期的に起きている場合、陣痛を疑います。

NST(ノンストレステスト)のグラフの見方を覚えると、自分でも赤ちゃんの様子を確認することができます。是非事前に予習をすることをお勧めします。

切迫早産入院中のNST(ノンストレステスト)の数値について!体験談

ここでは、妊娠中、実際に切迫早産で入院していた私自身の体験をもとに、NST(ノンストレステスト)の数値についてお伝えします。

私の場合、妊娠26週の終わりから妊娠36週始めまでの約2か月間、ベッド上安静の入院をしていました。その間毎日、朝にNSTをつける生活をしていました。

赤ちゃんは変わらず元気でしたが、お腹の張りは日によってあったりなかったりしました。

そのため、NSTの数値は日によって異なります。お腹の張りの数値は、張りがひどい時で山のスタートと頂点の差が50程、間隔は3分おきでした。

そうなると、点滴を増量せざるを得ません。幸いなことに、治療の結果、妊娠36週で無事に退院ができました。

このように、切迫早産の入院では、NSTを使ってお腹の張りや赤ちゃんの様子をチェックし、場合によって点滴を増量するなどの処置を行います。

また、下記の記事では、NST(ノンストレステスト)の数値に関する体験談をご紹介しています。私以外の方の体験談になるので、是非こちらも参考にしていただければ幸いです。

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まとめ

ここまで、妊娠出産におけるNST(ノンストレステスト)についてお伝えしてきました。NST(ノンストレステスト)は、グラフの見方を事前に覚えておくことで、自分でも結果の確認をすることができます。是非この記事を参考に、予習をすることをお勧めします。

  • NSTは、赤ちゃんが元気であるかどうかをチェックする上で有用な機械
  • NSTを受ける時に注意したいことは、楽な姿勢になることと極力動かないようにすることの2点
  • NSTを受けるのは、妊娠36週前後、出産時、切迫早産の時の主に3つ

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