離乳食で迷いがちなことの1つに、とろみづけがあります。離乳食ではとろみづけが必要なのでしょうか?つけ方はどのようにすれば良いのでしょうか?ここでは、離乳食におけるとろみのつけ方について、体験談と共にお伝えしていきます。
離乳食のとろみの必要性について!つけ方は?
離乳食には、場合によってとろみ付けが必要です。ここでは、必要性やとろみのつけ方などについてお伝えしていきます。
離乳食にはとろみが必要?
離乳食には、場合によってとろみ付けが必要です。なぜなら、赤ちゃんが食べ物を飲み込みやすくするためです。
赤ちゃんは最初の内は、口からミルク以外の食べ物を摂取することに慣れていません。そのため、固形物は上手く飲み込むことができないのです。とろとろのお粥から少しずつ慣れさせていくことになります。お粥が食べられるようになってから、野菜や魚などを少しずつ増やし、量や固さも変えていくことになります。その際に、とろみづけが活躍するのです。
離乳食でとろみが必要な場合とは?
離乳食でとろみが必要な場合は、赤ちゃんが食べにくそうな食べ物をあげる時です。例えば、野菜、肉や魚、汁物などが挙げられます。
- 野菜
- 肉や魚
- 汁物
1点目は、野菜です。具体的には特に、ほうれん草や小松菜などの葉物類が挙げられます。野菜によっては刻んで茹でる、あるいは粉々に粉砕しても、口当たりが悪かったり飲み込みにくかったりするものがあります。赤ちゃんの様子を見ながら、とろみをつけていくことがお勧めです。
2点目は、肉や魚です。離乳食は、食材を茹でることから始めます。肉や魚も同様です。しかしながら、茹でるとどうしてもぱさぱさしてしまい、食べにくくなってしまいます。そんな時に、とろみづけが活躍するのです。
3点目は、汁物です。野菜スープのような汁物を作った場合、スプーンですくってあげることが困難に感じる場合があります。とろみをつければ、汁物であっても赤ちゃんにあげやすくなることでしょう。
以上のように、離乳食では場合によってとろみづけを活用することがお勧めです。
離乳食でのとろみのつけ方
離乳食でのとろみのつけ方には、様々な方法があります。ここでは、食品と、とろみ付け調味料でのとろみ付けについて、お伝えしていきます。
- 食品
- とろみ付け調味料
1点目は、食品によるとろみ付けです。例えば、お粥、麺、かぼちゃ、芋など、調理することによって自然にとろみがつく食材が挙げられます。赤ちゃんが食べにくそうにしている食材を、お粥などに混ぜて与えると良いでしょう。小麦粉を使った麺は、肉や野菜と一緒に煮込むことで、うまみが凝縮されます。かぼちゃや芋なども、とろみがつくためお勧めです。
この方法は、手軽に行えるというメリットがあります。特別な材料を用意したり、面倒な工程を踏んだりする必要がないからです。一方で、献立のバリエーションが少なくなってしまうというデメリットもあります。
2点目は、とろみ付け調味料によるとろみ付けです。例えば、片栗粉、コーンスターチ、とろみのもと、とろみちゃんなどが挙げられます。以下に、それぞれについて簡単にご説明していきます。
- 片栗粉
- コーンスターチ
- とろみのもと
- とろみちゃん
とろみ付け調味料の例の1つ目は、片栗粉です。片栗粉は、じゃがいもを原料としています。水に溶かして使い、粘度が比較的強めに出ます。温度が下がると粘度が弱くなってしまうことが、デメリットとして挙げられます。
とろみ付け調味料の例の2つ目は、コーンスターチです。コーンスターチは、とうもろこしを原料としています。水に溶かして使い、温度が低くなってもとろみが持続します。比較的粘度が弱いことが、デメリットとして挙げられます。
とろみ付け調味料の例の3つ目は、とろみのもとです。赤ちゃんの離乳食用として主に販売されている、とろみ付け調味料です。お湯に溶くだけで簡単にとろみをつけることが可能です。比較的割高な点が、デメリットとして挙げられます。
とろみ付け調味料の例の4つ目は、とろみちゃんです。スーパーなどで販売されているとろみ付け調味料です。水溶き不要で使え、とろみの調節も簡単です。比較的割高な点が、デメリットとして挙げられます。
片栗粉やコーンスターチは、水に溶かしてから使用する必要があるため、比較的手間がかかると言えます。とろみのもとやとろみちゃんは、水に溶かす必要が無いため、比較的手間がかからないと言えます。
それぞれのメリットとデメリットを把握して、使い分けることが重要であると言えます。
離乳食でとろみは必要?つけ方は?体験談
ここまで、離乳食のとろみ付けについて、一般的なことをお伝えしてきました。ここからは、私自身の体験談をお伝えしていきます。
私の場合、離乳食の初期から頻繁にとろみ付けを活用していました。具体的には、スープや野菜には、ほぼ毎回とろみ付けをしていました。その方が、食べさせやすいからです。そのままでは飲み込みづらそうな我が子も、とろみ付けを行えば、スムーズに食べてくれることが多かったのです。
とろみ付けの方法は、片栗粉を利用していました。もともと、とろみ付けに片栗粉を利用していたからです。新たな調味料を買い足す必要が無いため、多少の手間にも目をつむっていました。
離乳食に片栗粉を使用していて困ったことは、冷凍保存です。離乳食は毎食の量が少ないため、まとめて作って冷凍することにしていました。食べる際に1回分を冷凍庫から出して、レンジで加熱するという流れです。しかしながら、片栗粉でとろみをつけたものは、一度冷凍して加熱すると、とろみが弱くなってしまうことがありました。
そのため私は、2通りの方法で対処していました。1つ目は、あらかじめ強めにとろみをつける方法です。この方法は、解凍するだけで楽に食べさせることができるため便利でした。デメリットは、とろみの加減が難しいことです。2つ目は、解凍時にとろみをつける方法です。レンジである程度食材を加熱した後に、水溶き片栗粉を投入して、さらにレンジで加熱する方法です。この方法は、とろみの調整がしやすいので便利でした。デメリットは、解凍時に手間がかかることです。とろみ付けした離乳食は冷めにくいため、前もって準備する必要がありました。
以上のように、離乳食のとろみ付けは、赤ちゃんが食事をしやすくなるためお勧めです。どうしてもひと手間かけることになってしまうため、工夫して手間を少しでも省くことがお勧めです。
まとめ
ここまで、赤ちゃんの離乳食におけるとろみ付けについて、必要性や方法、体験談などをお伝えしてきました。赤ちゃんのとろみ付けは、お勧めです。是非この記事を参考にしていただければ幸いです。
- 離乳食を食べやすくするために、とろみ付けはお勧め
- とろみ付けには、食品やとろみ付け調味料など様々なものが使える
- とろみ付けは手間がかかるため、工夫を行うことがお勧め