妊娠中の友人から、切迫早産であることを告げられたら、どのような言葉をかければいいのでしょうか?
ここでは、実際に切迫早産で2か月以上入院していた私自身の体験談を中心に、切迫早産中の友人にかける言葉の文例などをお伝えしていきます。
友人から切迫早産であると言われた場合、かける言葉や送るメールの例
妊娠中の友人から、切迫早産であることを告げられた時には、優しい言葉をかけてあげましょう。
なぜなら、切迫早産は辛いことが多く、ストレスをため込んでいる場合も少なくないからです。
ただし、最初はあまり質問ばかり投げかけるのはよくないかもしれません。切迫早産の状況について、詳しく聞くかどうかは、少し慎重に判断するのがお勧めです。
なぜなら、切迫早産は急になることが多く、本人も現状を把握できていないなど、混乱している場合があるからです。
友人から切迫早産であると言われた場合のメールの文例は、以下の通りです。
そうなんだ。大変だと思うけど、ゆっくり休んでね。いつでもメールしてきてね!
ほんの一例ですが、このように、優しい言葉をかけるにとどめるのがお勧めです。
「頑張ってね」など、激励の言葉は避けるようにしましょう。いつでも連絡してきて、と添えると、本人はメールを打つのが楽になるでしょう。
これは私個人の考え方の問題ですが、「他にも切迫早産の知り合いを知っている」「よくあること」などの言い回しは、避けた方がいいかもしれません。
もちろん、「私だけじゃないんだ」と救われる人も少なからずいます。
けれども、ひとくちに切迫早産と言っても、その状況は千差万別です。
薬の処方はなく少々の安静指示のみ、飲み薬を服用のうえ自宅安静、入院を勧められたが自宅安静で粘っている、すぐさま入院するように言われ24時間点滴、赤ちゃんの状態が不安定、など、ここでは書ききれない程です。
全てをひとくくりにして「あなただけではないよ」と言うのは、リスクがあります。
以上のように、もしも友人に切迫早産をカミングアウトされたら、優しい言葉をかけるにとどめるのがお勧めです。
友人から、切迫早産をカミングアウトされた時に気を遣うべきところ
- 質問をするかどうか
- 激励の言葉を送るかどうか
- 「よくあること」と励ますかどうか
切迫早産中の友人にかける言葉や送るメールの例
ここまで、切迫早産の友人にかける初回の言葉について、ご紹介してきました。ここからは、2度目以降のやり取りについて、ご紹介していきます。
お勧めなのは、質問をすること、妊娠や赤ちゃん以外のことを話題にすることの2点です。
- 質問をすること
- 妊娠や赤ちゃん以外のことを話題にすること
1点目は、質問をすることです。友人の状況を伺って、大丈夫そうであれば、色々と状況を聞いていきましょう。切迫早産のことばかりを根掘り葉掘りはお勧めできませんが、質問内容を過度に気にする必要はありません。
なぜなら、切迫早産中は、安静が第一のためすることがないからです。友人が嫌そうでなければ、赤ちゃんのことを聞いても良いでしょう。
2点目は、妊娠や赤ちゃん以外のことを話題にすることです。なぜなら、切迫早産中は、お腹の中の赤ちゃんのことばかり考えてしまいがちだからです。
自分では何もできない状況下、赤ちゃんのことばかり気に病んでいては、ストレスが溜まってしまいます。
例えば、「今出てきたらどうなるんだろう」「赤ちゃん、大丈夫かな」「どうして切迫早産になってしまったんだろう」など、一日中気に病んでいます。
考えること自体は悪くありませんが、何しろ切迫早産中は、安静にしている他、自分で対処できることは何もありません。乱暴に言えば、「考えていても仕方がない」のです。
それならば、いっそ、他のことで時間を有意義に使った方が、ストレス発散にもなるので良いと言えます。
加えて、安静指示が出ているため外に出て行けず、話す相手もいません。そのため、メールで友達とやり取りするのは、貴重な機会であると言えるのです。
是非、妊娠や赤ちゃん以外の話を振ってあげてください。良い気晴らしになるかもしれません。
とは言え、切迫早産であるという事実は、常に本人に重くのしかかってきます。いくら他のことを考えるべきであるとは言え、気が回らないくらい憔悴しきっている場合もあるかもしれません。
その場合、友人の話を聞く立場に回るのがお勧めです。難しいですが、時には話を切り上げるのも悪いことではありません。
以上のように、切迫早産中の友人には、積極的に話をするのがお勧めです。友達と話すことで、大いに気が晴れることでしょう。
切迫早産入院中に、友人のかける言葉で気が晴れた体験談
切迫早産になった私の体験談を少しご紹介します。私の場合、妊娠26週の終わりから妊娠36週の始め頃まで、切迫早産で入院していました。入院中は24時間点滴をして、安静状態でした。
長期入院中は、どうしてもお腹の中の赤ちゃんのことばかり考えてしまいます。自分の行いを悔いることも多く、時にはベッドで隠れて泣いていました。
私の場合、友人はそれほど多くありませんでした。また、周りには、結婚はしていても妊娠出産をしている人はほとんどいませんでした。
加えて私自身、結婚してから不妊治療で辛かった時期があったため、気軽に妊娠のことを友人には言えませんでした。不妊治療中は、妊娠出産育児の話題にほんの少しでも触れたくなかったからです。
このような理由から私は、入院して約2週間、友人の誰にも連絡を取りませんでした。そんな時、友人の1人から、ラインで連絡があったのです。
「妊娠中で大変だと思うけど、会える?」という内容でした。その友人とは1年に1回くらいの頻度で会う仲でした。たまたま、先方から連絡が入ったのです。
私は、そこで初めて切迫早産で入院中であることを告げます。友人は「心配しないで、ゆっくりね、連絡待ってる」というようなメッセージを返信してくれました。
短い文章でしたが、心がこもっていて、私はとても救われたことを覚えています。
その友人とは、入院中に度々ラインのやり取りをしていました。たわいもない短いやり取りでしたが、私にとっては宝物でした。薄暗い入院生活の中に差す、光のようなものでした。
以上のように、私の場合、友人からの連絡で大いに気が晴れました。是非この体験談が、何かの役に立てば幸いです。

まとめ
ここまで、切迫早産の友人にかける言葉について、例文を交えてお伝えしてきました。切迫早産中は、他の人とのやり取りが何より嬉しいものです。是非この記事を参考にしていただければ幸いです。
- 友人から切迫早産をカミングアウトされたら、かける言葉に注意する
- 2回目以降は、積極的に話すことがお勧め
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