妊娠中に切迫早産気味になってしまった場合や、実際に切迫早産と診断されて自宅安静になってしまった場合、気にしておきたいのが、入院準備ついてです。
ここでは、切迫早産入院、出産前後入院、出産・退院後の準備の3点について、お伝えしていきます。私自身の体験談も載せているので、是非参考にしていただければ幸いです。
Contents
切迫早産でやるべき入院準備とその理由
切迫早産でやるべき入院準備は、主に3つあります。ここでは、それぞれについて、理由と共に詳細をご説明していきます。
切迫早産気味や自宅安静とは?どんな状態?
妊娠中に、切迫早産が疑われる状態とはどのようなものなのでしょうか。
切迫早産には、自覚症状がある場合とない場合があります。そのため、必ずしも事前に切迫早産を感知できるとは限りません。急に切迫早産と診断される場合も、少なくありません。
切迫早産では、より切迫した状態になると、管理入院を言い渡されます。そうでない場合は、自宅安静になることが多いでしょう。
安静度は人によって様々です。決して無理をしないよう、医師の指示に従ってゆっくりすごすようにしてください。
これらの条件を前提として、以降に気を付けておきたい入院準備についてご紹介していきたいと思います。必要なのは、切迫早産入院、出産前後入院、出産・退院後の、3つの準備についてです。
切迫早産入院の準備
1つ目は、切迫早産入院の準備です。切迫早産の状態が悪化した場合は、自宅ではなく病院での安静を求められるからです。
多くの場合、健診に行ったその場で突然言われることになります。切迫早産入院になってしまったら、荷物準備のために自宅へ帰れる場合と、それすらできない場合があります。自宅に帰れたとしても、すぐに病院へ戻らないといけません。そうなると、十分な荷造りの時間はありません。
切迫早産入院で必要な物は、着替え、洗面道具、コップなどです。詳細は、下記の記事にまとめています。便利なお勧めグッズについての記事もあるので、是非参考にしていただければ幸いです。



出産前後入院の準備
2つ目は、出産前後入院の準備です。陣痛が来る、おしるしがある、破水するなどの理由で出産の兆候が見られる場合に入院することとなります。入院したら、そのまま出産、出産後4日から10日間程度、入院を継続することになるでしょう。
出産前後入院に必要な物は、病院によって異なります。病院の方で準備してくれるものもあるからです。案内をしっかり読んで対応するようにしましょう。
なお、当ブログでは、出産前後入院について、以下の記事にまとめています。こちらも是非参考にしていただければ幸いです。

出産・退院後の準備
3つ目は、出産・退院後の準備です。自宅で赤ちゃんのお世話をする時に必要な物を準備しておく必要があります。例えば、ベビーベッド、哺乳瓶グッズなどが挙げられます。場合によっては家具を移動させるなど、大規模な部屋の模様替えを余儀なくされる必要があるので注意が必要です。
これらの準備はたいていの場合、パパがすることになるでしょう。互いの気持ちに食い違いがないよう、しっかり話し合っておくことをお勧めします。切迫早産が悪化してしまったら、赤ちゃんのことについて前向きに話し辛く感じてしまう恐れがあるからです。
切迫早産気味や自宅安静時の準備について注意すべきこと
切迫早産気味や自宅安静時の準備について注意すべきことは、事前のシミュレーションと、周囲の人との話し合いです。
- 事前のシミュレーション
- 周囲の人との話し合い
1つ目は、事前のシミュレーションです。切迫早産が悪化してしまった時の対応について、考えておくことが重要です。なぜなら、予定が変わっていくことが珍しくないからです。
例えば、里帰り出産の予定を早めて実家で安静生活を送るケース、切迫早産入院をした病院で産むケース、赤ちゃんがNICU搬送になるケースなどが挙げられます。
切迫早産で管理入院になってしまうと、正産期までの長期入院が予想されます。その場合の生活についてシミュレーションしておきましょう。
2つ目は、周囲の人との話し合いです。切迫早産が悪化したら、周囲の人の手助けが益々必要になるからです。安静生活で必要な身の回りの世話をお願いすることになるでしょう。また、予定変更にかかる周囲の人への負担増にも注意が必要です。
以上のように、切迫早産気味や自宅安静時の準備では、事前のシミュレーションと周囲の人との話し合いをしっかり行うことが重要です。
切迫早産気味や自宅安静の内にやっておきたい入院準備とは?体験談
ここまで、切迫早産気味や自宅安静時の準備について、お伝えしてきました。ここからは、私自身の体験談をお伝えしていきます。
私の場合、妊娠26週の終わりから妊娠36週の始めまで、切迫早産で入院を経験しました。突然の入院宣告だったので、まったく準備ができていなかったことを覚えています。
私の場合、自覚症状が乏しかったこと、切迫早産に対する前知識が乏しかったことから、まさか自分が入院するとは思っていませんでした。自宅安静を約3日、その後に入院しました。
切迫早産気味や自宅安静時の準備で良かったことは、赤ちゃんのお世話の準備を少しずつでも進めていたことです。私の場合、チャイルドシート、抱っこ紐、赤ちゃん用寝具、沐浴セットなどの準備はある程度済ませていました。あとのこまごまとしたものは、入院中に病床でネット注文をしておき、夫に保管してもらっていました。
切迫早産気味や自宅安静時の準備で大変だったことは、切迫早産入院の準備が全くできていなかったこと、出産前後入院の準備が全くできていなかったことの、2点です。
- 切迫早産入院の準備が全くできていなかったこと
- 出産前後入院の準備が全くできていなかったこと
1点目は、切迫早産入院の準備が全くできていなかったことです。私の場合、健診で入院が決まってそのまま部屋へ直行するという流れでした。そのため夫に全ての必要物を自宅から持ってきてもらうことになりました。洗面用具や衣類などは、夫になかなか詳細が伝わらず、持ってきてもらうのが大変でした。
2点目は、出産前後入院の準備が全くできていなかったことです。私の場合、運よく妊娠36週に退院し1週間程自宅に戻ることができたので、その時に準備が出来ました。しかしながら、慌てて用意したために満足なセットを揃えることができていませんでした。
それに気づいたのは、実際に破水をして入院をした時です。他の妊婦さんはスーツケースなど、最低でも2つのバッグを持っているのに、私だけ小さなリュック1つだったのです。助産師さんに軽く驚かれたことを覚えています。
以上のように私の場合、切迫早産入院になるまでにあまり準備ができていませんでした。困ったこともあったので、是非参考にしていただければ幸いです。

まとめ
ここまで、切迫早産気味や自宅安静時の準備について、一般的なことと私自身の体験談をお伝えしてきました。何が起こるか分からないのでなかなか難しいかもしれませんが、できるだけ色々な事態になることを想定して準備することがお勧めです。是非この記事が何かの参考になれば嬉しい限りです。
- 切迫早産気味や自宅安静になったら、切迫早産入院、出産前後入院、出産・退院後についての準備をしておきたい。
- 切迫早産気味や自宅安静時の準備について注意すべきことは、事前のシミュレーションと、周囲の人との話し合い。