切迫早産

切迫早産入院中に映画「ショーシャンクの空に」を観るべき理由

映画「ショーシャンクの空に」を、切迫早産入院中に初鑑賞できれば面白いだろうに。

その願いは、既に本作を観てしまった私には叶えることができません。それならばこの記事を書いて、誰かに私の願いを叶えてもらおうと思います。

切迫早産入院の絶望感

切迫早産入院には、やってみなければ分からない絶望感が横たわっています。例えばこうです。

入院したて、「早く点滴を抜いて退院したい。もしかしたら退院できるかもしれない」と淡い希望を抱きます。

入院が長引くと、病院での生活に慣れてきます。点滴台の操作がスマートになったり、病院の食事メニューに精通したり、ベッドの傾斜角度を芸術的に調整できたりします。

そうして正産期に近づいてくると、今度は退院が怖くなります。「点滴を抜いて張り返しがきたらどうしよう、退院で外の生活に戻るのが不安だ」と思い始めるのです。

切迫早産入院を経験しなければ、なかなか味わうことのできない感覚が、ここに存在します。

日常生活から突然切り離されて、自由が制限される閉鎖空間で過ごすこととなります。違和感はだんだん無くなって、入院生活に順応していきます。

そうすると、今度は外に出るのが怖くなるのです。

作品にのめり込む感覚

映画「ショーシャンクの空に」は、1994年のドラマ映画です(参照: https://movies.yahoo.co.jp/movie/10909/)。冤罪によって投獄された主人公が、刑務所内で過ごす様子を描いています。

長い間刑務所で暮らしていると、その環境に順応していきます。時に外の世界が怖くなる感覚すら覚えるほどです。

このことが描かれている中盤あたりは、切迫早産入院時の心境と重なる部分があります。さぞ作品にのめり込むことでしょう、この感覚は既に本作を鑑賞済みの私には味わうことができません。

さて、終盤に向けて本作は、思わぬ展開を遂げることとなります。すっきり爽快、心が晴れやかになる結末です。

この辺りの流れには、切迫早産入院時、励まされることになるでしょう。気持ちを前向きにしてくれる作品です。

余談: 本作に対する感想

映画「ショーシャンクの空に」を初めて観た時の感想は「ラストにうまいこと心を動かされた」というものです。

終盤に差し掛かるまでは、「生きるとはどういうことなのか」みたいな、奥の深い壮大な疑問を投げかけられたかと思っていました。

そうして頭を悩ませてウンウン唸っている内に、ラストが「ドン!」とやってきます。

それは想像以上にシンプルで、これまでの疑問を全部吹き飛ばしていきます。まるで柔道の試合終了間際、背負い投げで一本勝ちを取られたかのよう。それまでの、技ありやら有効やら、あの判定たちはどうなるんでしょう。力強いラストです。

だから見終わった後、正直私は、ちょっと物足りない気分になってしまうのです。

切迫早産入院中に鑑賞できれば、この点をポジティブに活かせるのではないかと思い、今回ご紹介しました。

是非ご覧になって、そしてよければ、私に感想をお教え頂ければ幸いです。